この記事にたどり着いたあなたは、IFC Marketsがどんな海外FXなのか気になっている方だと思います。
IFC Marketsは取引できるプラットフォームの多さと、特殊な独自サービスを展開している点がメリットのFX業者です。
ただIFC Marketsはスプレッドの広さやサポート対応の質などのスペック面で非常に不安な面も非常に多いのも事実です。
取引する業者を間違えてしまうと、自分が取引の際に大きな損をしてしまうことにもなりかねません。
この記事ではIFC Marketsを徹底的に調査した筆者がメリット・デメリットを踏まえて、何がおすすめなのかについて詳しく解説します。
読み終えればIFC Marketsを利用すべきかどうか判断できるようになるため、ぜひご一読ください。
1. IFC Marketsは信頼性が高く独自商品を扱っていることで有名!
運営会社 | IFC MARKETS.CORP.(IFCM Group) |
本社所在地 | イギリス・ロンドン |
設立年度 | 2006年 |
資本金 | 記載なし |
金融ライセンス | 英国領ヴァージン島 |
IFC Marketsは英国領ヴァージン島に金融ライセンスを保持している海外FX業者です。
本社はイギリスの首都ロンドンにあるシティ・オブ・ロンドンに所在しており、ロンドン証券取引所やイングランド銀行などが集まる国内きっての金融街です。
ロンドンにおいて金融街として歴史のある場所で会社を運営している点からも、非常に信頼できる業者であると言えます。
特徴としては自社にしかない独自取引プラットフォーム「NetTradeX」を用意しており、独自の「合併商品」という機能を利用することで、独自の商品を作って取引することも可能です。
最大レバレッジ | 400倍 |
ロスカット水準 | 10% |
マージンコール | 証拠金維持率10% |
最低入金額 | ・MT4/MT5マイクロ口座 1USD ・NettradeXビギナー口座口座 1USD ・MT4/MT5スタンダード口座 1,000USD ・NettradeXスタンダード口座 1,000USD |
ロット単位 | 1lot=10万通貨 |
最小取引量 | 100通貨(0.001lot) |
最大取引量 | 100,000通貨(1lot) |
口座通貨 | JPY、EUR、USD |
通貨ペア | 49銘柄 |
信託保全 | × |
複数口座開設 | ◯ |
両建て | ◯ |
スキャルピング | ◯ |
自動売買 | ◯ |
日本語サポート | △ |
ボーナス | ◯ |
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | |
IFC Markets | 1.8pips | 2.5pips | 5.5pips | 3.5pips | 1.8pips |
FXDD | 2.3pips | 3.0pips | 3.8pips | 3.5pips | 1.8pips |
TradersTrust | 2.0pips | 3.2pips | 3.7pips | 3.5pips | 1.8pips |
FxPro | 1.8pips | 2.4pips | 3.6pips | 3.0pips | 1.7pips |
XM | 1.6pips | 2.6pips | 3.5pips | 3.0pips | 1.6pips |
TradeView | 1.8pips | 1.9pips | 2.3pips | 2.6pips | 1.7pips |
iFOREX | 0.9pips | 1.7pips | 2.5pips | 3.5pips | 0.8pips |
AXIORY | 1.5pips | 1.7pips | 2.7pips | 2.1pips | 1.3pips |
TitanFX | 1.33pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips | 1.2pips |
MYFXMarkets | 1.1pips | 1.4pips | 1.5pips | 1.5pips | 1.3pips |
GemForex | 1.2pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips | 1.2pips |
LANDFX | 0.8pips | 1.5pips | 1.8pips | 1.6pips | 0.8pips |
2. IFC Marketsにおける4つのメリット
IFC Marketsは、AIGの保険がかかっていて信頼性が高いということや取引プラットフォームの豊富さなどのメリットがあります。
なかなか信用できない海外FX業者が多い中で、比較的に信頼できるのは大きな強みであると言えるでしょう。
2-1.月10lot以上の取引で最大7%の利息がもらえる
IFC MarketsではFX取引に使っていない余剰証拠金に対して金利がつく制度を設けています。
月10lot以上取引を行うと、最大で年利7%の利息をもらうことができる仕組みになっており、取引するだけで、投資資金に対して高い利息を受け取ることができます。
取引量 | 年利 |
100~300万通貨 | 年1.0% |
300~500万通貨 | 年2.0% |
500~700万通貨 | 年4.0% |
700万通貨以上 | 年7.0% |
IFCMarketsでは1ヶ月間に最低100万通貨の取引を行った口座のフリーマージンに(口座残高 −エントリーポジションの証拠金)に対して配当が受けられます。
一定の取引量は必要ですが長く利用する方にとっては、日本の銀行普通預金の0.001%よりもはるかにお得に資産運用できるでしょう。
2-2.取引プラットフォームが3種類ある
IFC Marketsでは取引できるプラットフォームが3種類存在します。
- NetTradeX
- MT4
- MT5
海外FX業者の中には取引プラットフォームを1種類のみに絞っていることも多く、どの取引プラットフォームを利用するのか選べないことも少なくありません。
その点でIFC Marketsは取引プラットフォームが多様に用意されています。
取引プラットフォームの種類が豊富であることによって、自分好みのものを複数の中から選べるようになるため非常におすすめです。
中でもNetTradeXに関しては、IFC Marketsが独自で運用している取引プラットフォームであり、独自に開発されたポートフォリオ分析・取引を行うこともできます。
ただし、取引プラットフォームの豊富さで選ぶなら4種類が利用できるTradeViewがおすすめです。
2-3.米国最大手のAIGの保険をかけている
IFC Marketsでは、米国最大手のAIG EUROPE LIMITEDの金融機関向け保険サービスに加入しています。
顧客資金の保管方法としては分別管理を選択しており、顧客資金に対してAIGの保険をかけています。
信託保全ではなく分別管理という方式をとっている点では不安なことも多いですが、IFC Marketsが加入しているAIGの保険は資金が全額保証されるという優れものです。
もし会社が倒産するようなことがあっても、資産が全て無くなることはないため安心できます。
2-4.マーケットと直結しているDMA方式を採用している
IFC Marketsでは、ディーラーを介さずにマーケットと直結して注文することができるDMA方式を採用しています。
DMA方式で取引を行うメリットとしては、約定確認(ラストルック)が発生しないこと。
約定確認(ラストルック)とは、約定拒否やスリッページを付与するために時間にして0.2〜0.5秒を使ってシステムアルゴリズムによって顧客に不利益を及ぼすものです。
DMA方式の場合は、顧客とマーケットを直接繋いでいるため、約定スピードが他の手法より早いというメリットがあります。
約定力を意識している方にとっては、非常におすすめの取引方式であると言えるでしょう。
3. IFC Marketsにおける3つのデメリット
IFC Marketsでは、トレーダーが重要視する利便性において優れているとは言えません。
日本語サポートは対応しているもののクオリティが微妙だったり、スプレッドが広かったりと致命的なデメリットも多いので、あらかじめ把握しておきましょう。
3-1. 日本語のサポートが充実していない
海外のFX業者を選ぶ際の重要なポイントの1つに「日本語サポートが充実しているか」というポイントがあります。
しかし、実はIFC Marketsの日本語サポートの充実度はかなり低いです。
日本在住者向けに24時間フリーダイヤルの電話サポートが用意されており、電話は比較的に繋がりやすくスムーズです。
ただ、ネット上の意見では、実際に利用してみると「対応はカタコトで、メール・チャットはGoogle翻訳レベル」と言う意見もあります。
簡単な質問であれば問題ないものの、込み入った話をする際には利用する上での難易度がかなり高いと言えるでしょう。
3-2. スタンダード口座のスプレッドが広い
IFC Marketsではスタンダード口座のスプレッドが広く、取引が不利になることが多いです。
そもそもIFC Marketsでは固定スプレッド制度を採用しているため、売値や買値が変動してもスプレッドに変動がありません。
通常は変動スプレッド制を採用している業者の方が多く、固定スプレッド制を採用している業者は少ないです。
以下は他の業者と比較した時のスプレッド表一覧です。
ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル | |
IFC Markets | 1.8pips | 2.5pips | 5.5pips | 3.5pips | 1.8pips |
FXDD | 2.3pips | 3.0pips | 3.8pips | 3.5pips | 1.8pips |
TradersTrust | 2.0pips | 3.2pips | 3.7pips | 3.5pips | 1.8pips |
FxPro | 1.8pips | 2.4pips | 3.6pips | 3.0pips | 1.7pips |
XM | 1.6pips | 2.6pips | 3.5pips | 3.0pips | 1.6pips |
TradeView | 1.8pips | 1.9pips | 2.3pips | 2.6pips | 1.7pips |
iFOREX | 0.9pips | 1.7pips | 2.5pips | 3.5pips | 0.8pips |
AXIORY | 1.5pips | 1.7pips | 2.7pips | 2.1pips | 1.3pips |
TitanFX | 1.33pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips | 1.2pips |
MYFXMarkets | 1.1pips | 1.4pips | 1.5pips | 1.5pips | 1.3pips |
GemForex | 1.2pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips | 1.2pips |
LANDFX | 0.8pips | 1.5pips | 1.8pips | 1.6pips | 0.8pips |
スプレッドを意識して業者選びをしているのであれば、全く向いていないため気をつけましょう。
3-3. ボーナス・キャンペーンは無い
IFC Marketsでは基本的にボーナス・キャンペーンは一切ありません。
ボーナスやキャンペーンでお得に取引できる業者も多い中で、何の特典も期待できないというのは大きなデメリットであると言えるでしょう。
他の海外FX業者の中でもボーナスがお得な業者は、
などがおすすめです。
iForex | ・新規口座開設ボーナス ・最大100%のキャッシュバック ・有効保有額に対して3%固定利息 ・お友達紹介 |
Gemforex | ・新規口座開設ボーナス ・最大1,000%の入金ボーナス(抽せん) ・お友達紹介キャンペーン ・他社から乗り換えキャンペーン |
iForexでは入金ボーナスで最大2,000ドルも貰えることから、より証拠金を増やして取引したい人に向いています。
またGemforexでは、手厚い口座開設ボーナスや入金ボーナスが非常にお得です。
一部のキャンペーンには制限がありますが、Gemforexでは頻繁にお得なボーナスを実施しているため興味がある方はぜひチェックしてみましょう。
4. IFC Marketsの評判・口コミ
意外とマイナーなのかもしれません・・
年利目的で利用するトレーダーの方もいるようです!
注文の処理を細かく書いているのは、分かりやすいですよね!
仮想通貨で入出金できる点も評価されているようです。
5. IFC Marketsに関するよくある質問
IFC Marketsに関して、前述した意外にもトレーダーの方が気になりがちな、よくある質問を4つまとめました!
口座開設の方法まで記載しているため、ぜひ参考にしてみてください。
5-1. IFC Marketsの最低入金額はいくらですか?
最低入金金額は取引口座のタイプや入金方法によって異なります。
IFC Marketsの口座種類の中でも、
- NetTradeX Biginer
- MetaTrader4 Micro
- MetaTrader5 Micro
では基本的に最低入金額は設けていません。
ただNetTradeXのStandard口座と、MT4のStandard口座は、ドル建て口座は最低入金金額が$1,000〜です。
スタンダード口座の場合は、日本円に換算するとおよそ10万円ほどを入金しなければなりません。
初心者がIFC Marketsを利用するなら、ビギナー口座かマイクロ口座を選択しましょう。
5-2. モバイル取引はできますか?
どの取引ツールでもモバイルで取引することができます。
5-3. 出金依頼からどれくらいで振り込まれますか?
IFC Marketsの公式ホームページには、
当該営業日の取引終了時間までにご依頼された場合、通常時は翌営業日にお振込みします。
https://www.ifcmarkets.com/ja/faqs
と記載があります。
ただ、実際には、出金する手段によって送金時間に大きな違いが出てしまうため、どの方法で出金するかが非常に重要です。
入金手段 | 最低出金額 | 手数料 | 着金時間 |
国際銀行振込み | 記載なし | 仲介銀行との為替手数料 | 2-3日間 |
クレジットカード | 5,000円 | 1,500円 | 1-5時間 |
bitwallet | 1,000円 | 842円 | 数分 |
Webmoney | 1ドル(約100円) | 0.8% | 数分 |
Neteller | 500円 | 2% | 数分 |
Skrill | 500円 | 1% | 数分 |
Western Union | 15ドル(約1,500円) | 2~3% | 72時間 |
bit Coin | 0.001BTC | 0.0005BTC | ブロックチェーンネットワークの確認次第 |
コスパ面を考えれば、bitwalletが1番お得なので、なるべくbitwalletを使った方が良いでしょう。
5-4. IFC Marketsの口座開設方法を教えてください
まず口座開設に必要なものを揃えます。
- 本人確認書類のコピー
- 住所確認書類のコピー
上記の2つが無いと登録することができないため、必ず忘れないようにしましょう。
準備ができたら、下記の手順で進めていきます。
6. IFC Marketsをスペックの面で不安なことが多い
今回はIFC Marketsのメリットやデメリット、口コミ・評判などについて詳しく解説してきました。
結論から言うと、IFC Marketsは信頼はできるFX業者ではあるものの、スペック面で不安な点が多いです。
IFC Marketsは資産管理や取引プラットフォームの豊富さの面で優れているものの、スプレッドの広さやサポートなどが他より劣っている部分があります。
IFC Marketsを利用するよりも、こういったデメリットを感じることが少ない他の海外FX業者を利用することをおすすめします。
とくにXMは信頼性や人気の面で評価が高く、海外FXをやるのであれば必ず口座を作っておいて欲しい業者なので非常におすすめです。
IFC Markets以外にも優れた業者は多数あるため、取引を始めてから後悔しないように、まずはおすすめした業者をチェックしてみてください。